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慢性関節リウマチ
(1)どんな病気ですか?
慢性関節リウマチのことを一般にリウマチと呼びます。 中年以後の女性に多い病気ですが、若い人でも男性でもかかります。 原因はよく分かっていませんが、何らかの外からの原因が加わって免疫の異常が生じ、慢性関節リウマチが起こるという考えが有力です。 主として関節に炎症を起こし、だんだん関節を壊していき、この状態が長く続きます。 又、バネ指、外反母趾などの症状も起こります。
部位は?
各関節に起こります
(3)どんな症状ですか?
朝起きると手足がこわばった感じがして(朝のこわばり)、手首や指の関節の痛みがあります。 痛みがひどいと関節が腫れてきます。 肘や膝などに小豆大のグリグリ(リウマチ結節)がみられることもあります。
関節の痛みと腫れが長い間続き、関節が曲がったり、変形したり、動かなくなって寝たきりになることもあります。 なかには、たいした痛みや腫れもなく治ってしまう人もいます。
関節リウマチといっても関節の炎症以外に貧血を起こしたり、疲れ易いなどの全身症状も伴い内臓にもいろいろな症状が現れることもあります。 *慢性関節リウマチ(RA)の診断基準
1:少なくとも1時間以上持続する朝のこわばりが6週以上あること
2:3個以上の関節の腫脹が6週以上持続していること。関節が痛いというだけでは対象となりません
3:手関節、MP関節、PIP関節の腫脹が6週以上持続していること(中手指関節=MP、近位指関節
4:左右対称の関節腫脹があること
5:手、指のX線の変化(その他、血圧、尿検査なども行います)
6:皮下に結節が認められること
7:リウマチノイド因子の陽性 以上の7項目中、4項目を満たすものをRaと診断します。
リウマチ反応は健康な人でも2―3%が陽性に出ますし、肝臓病など他の病気のある人にも高率で陽性にみられることがあります。 関節の痛みを起こす病気はリウマチ以外にもたくさんありますから、信用のおける処で診てもらう必要があります。
(4)治療法は?
慢性関節リウマチの治療には、基礎療法、薬物療法、運動療法、物理療法があります。 基礎療法とは、精神や肉体の適度な運動と安静、バランスのとれた食事などです。
薬物療法は炎症をなるべく抑える非ステロイド抗炎症剤、どうしても痛みや炎症が治まらない時は、副腎皮質ステロイド剤を投与しますが、いろいろな副作用が起こる可能性がありますので慎重に扱わなければなりません。
運動療法は関節の変形や筋力低下を防ぐ為に行います。 リウマチ体操は、できるだけ体の隅々まで動かすようにします。 但し、逆効果になる場合がありますので、指示を受けながら注意して行う様にします。
物理療法は温熱、マッサージ、鍼治療、低周波治療、レーザー治療などがありますが、特にレーザー治療はリウマチの進行を抑制したり、腫れ、こわばり、痛みを軽減しますので有効な治療法として最近注目されています。
特徴としては、抗炎症作用、免疫作用があり、血行改善を行い、体の自然治癒能力を促進させる働きがあると言われています。 リウマチの病気で大切な事は、病気と一生付き合うつもりで、病気に打ち勝つ精神力を持つ事であり、落ち込ます、めげない事です。